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セブン、スピードウエイを2兆円で買っちゃいますか!

セブンアンドアイが、アメリカのコンビニ(スタンド併設中心)のスピードウエイを2兆円で買収することを決めたようです。

https://ma-japan.info/archives/23170
https://ma-japan.info/archives/22872

本誌ではこれまでも本件を取り上げていて、今、この大型買収をできなくなったのは、かえって良かったのではないか、と感じていました。

上記リンクで述べたことを再掲します。

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今後、具体的なDD、交渉になるはずですが、対象事業の売上が、2.6兆円、営業利益は1,100億円、これを2.4兆円で買収するようですので、なかなかの買い物です。

記事ではセブンの会計基準は日本基準で、のれんの償却が大きく、業績に影響が大きいとしています。減損のリスクもある、といっており、これはそのとおりです。ただし、日本基準でも最近、監査法人がPPAを徹底させるようになってきているので、買収金額と対象会社の純資産の差額がそのまま、のれんとされることはなく、無形資産も含め、他の償却資産に振り替えることも多いので、のれんだけの問題とは言い決まれません。もちろんPPAの結果、有形、無形資産に振り分けられた金額ものれんと同様に減損のリスクはあります。

本質的には、セブンがこのビジネスを買収して、どれだけプラスαで稼げるかが問題です。
小売店の将来性は不透明です。これだけの買収の回収期間は10年間では難しいはずです。10年後のアメリカに今と同じような小売業があるのか、売上を増やせるのか、具体的な策やアイディアがセブンにもしなければ、これは相当厳しい結果になってもおかしくありません。
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この環境ですので、多少、買収金額が安くなり、ある意味、買収のチャンスではあります。
しかし、それはいまの環境が正常化することを見込み、それまでの減収分に耐えるだけの体力があり、さらに回復後に投資金額を回収できる見込みがたっていることです。

今回の件は上記の条件を満たしているのか、少し不安ではあります。

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