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東芝の分割案は頭のよい人達が考えそうなこと

東芝が3社に分割し、それぞれ上場を目指すということです。
すでに東芝は不祥事の結果、複数のファンドに株式を持たれている状態で、こうなったら機関投資家であるファンドが儲かる方法が最優先です。

その中では十分にありうる選択肢でしょう。

分割し、ブランドを東芝と切り離し、企業価値をあげることは可能だと思います。
しかし、それはイメージの問題で実態がどうなのかはわかりません。顧客、社員がどう思うのか。イメージだけでは会社は長いこと動きません。

しかし、今、稼がないといけないのは、リスクをとって東芝株を買いに来たファンドなので、これは止むを得ません。

懸念としては、子会社として上場させるが、東芝が支配権を持ち続けるという方法はフェアではないのでやめてほしいところです。しかし、子会社上場は禁止されているわけではないので、これも東証がOKを出すならやむを得ません。

もう1つ、懸念はこの分割後、それぞれの株式をファンドが中心となって新たなSPCなどで子会社株式を、借入を中心として買取、その後、SPCと対象会社が合併させてから上場というのもできれば避けてほしいです。これも違法ではありませんが、MB0後の上場パターンでは、MBOの際に、買収資金としての多額の借入が、再上場するときに対象会社の負担になっていることが通常だからです。この論点は杞憂かもしれませんが、注意はしておきたい論点です。


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