パナのプロジェクター部門をオリックスが1,000億円以上で買収する予定だったが破談

パナソニックのプロジェクター部門をオリックスが1,000億円以上で買収する予定だったものの、破談になったとのことです。買収金額は約1,100億円で、対象事業の売上は約600億円であったと報道されています。
利益率にもよりますが、売上の2倍という買収額はかなり高額です。
また、オリックスによる当該事業の買収が公表されたのは2024年7月であり、すでに1年以上が経過している中での破談は、時間がかかりすぎている印象を受けます。対象事業は海外事業が多いため、許認可の取得に時間を要した可能性もありますが、報道では「条件が折り合わなかった」とされています。
パナソニックから本件に関する公式リリースは出ていないようですが、2025年4月1日付で「パナソニックプロジェクター&ディスプレイ株式会社」が設立されています。これにより、少なくとも4月時点では売却できないことが確定していた可能性が高いです。実際には会社設立準備を含めると、昨年のうちに売却困難であると判断し、グループ内で当面の事業継続を決定していた可能性が高いと考えられます。
Orix was expected to acquire Panasonic’s projector division for over 100 billion yen, but the deal has reportedly fallen through. The acquisition price was around 110 billion yen, while the target business’s annual revenue was approximately 60 billion yen.
Depending on the profit margin, a purchase price equivalent to twice the annual revenue is considered quite high.
The acquisition was originally announced in July 2024, meaning more than a year had passed before the deal collapsed—an unusually long time. Since the business includes many overseas operations, regulatory approvals may have caused delays, though reports simply state that the parties “could not agree on terms.”
Panasonic has not issued a formal release regarding the deal’s cancellation. However, on April 1, 2025, a new company called “Panasonic Projector & Display Co., Ltd.” was established. This strongly suggests that by April, the company had already decided not to proceed with the sale. In fact, considering the time required to set up a new company, it is likely that by the end of the previous year, Panasonic had already determined that the sale would not be feasible and instead opted to continue operating the business within the group for the time being.
大原達朗が行うBBT大学での講座93%が満足と回答したファイナンスドリブンキャンプ
本講座では、短期間でCFO(最高財務責任者)への第1歩を踏み出すことを目指します。大量の決算書に触れ、大量にアウトプットし、大量のフィードバックを通してファイナンスという武器を手に入れられます。ブログでは話せない「ライブ講義」も充実しています。まずは無料説明会を受講してみて下さい。
本誌について
本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。
M&A仲介・アドバイザーを事業としたい方・既にされている方へ | |||
---|---|---|---|
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 | 無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 | 198,000円 | 2日間 |
JMAA認定M&Aアドイザー資格取得およびJMAA会員に入会 | ・資格詳細とお申し込み | 入会金33,000円 月会費11,000円(1年分一括払) | - |
案件サポート制度 | JMAA会員が初めてM&Aアドバイザリー業務に取り組む場合、あるいはすでに何度かアドバイザリー業務に経験があっても、難易度が高い案件の場合のための、JMAA協会が会員に伴走して案件成約に向けて協力する制度です。 お申し込みは当協会ご入会後にお知らせします。 | JMAA正会員の関与する対象案件の成功報酬の50% | - |
買収を検討されている企業団体様へ | |||
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 | 無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 | 198,000円 | 2日間 |
買い手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 追加相談サービス 33,000円/1時間 | 1時間〜 |
売却を検討されている企業団体様へ | |||
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 | 無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 | 198,000円 | 2日間 |
売り手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 | 1時間〜 |

M&A実務を体系的に学びたい方は、M&A実務スキル養成講座

メルマガ登録はこちら
ファイナンスドリブンキャンプ
生成AIキャンプ

大原達朗の経営リテラシー-自ら考え、行動しよう-