中国がプラットフォーマーや人民銀行への規制を強めているので、何をしているのか確認してみた。

中国がプラットフォーマー、人民銀行の規制を強めています。
プラットフォーマーについては、アントグループの上場延期が話題になったばかりです。
さらに人民銀行への規制を強化となると、どれだけ共産党へ権限集中するのか、恐ろしくなる感覚になることも事実です。
しかし、中身をよく見ると、プラットフォーマーへの規制は政府だけでなく、アリババ現CEOも同様の意見を出しています。政府に言わされている可能性もありますが、内容的にはプラットフォーマーには社会的責任があり、独占的地位の濫用は政府に規制されるまでもなく、企業が自ら課していかなければならないというものです。
人民銀行への規制は人民銀行が国債を買って、そのリスクを負うべきでない、というこれまた正しいものです。中国でも新規の国債発行を人民銀行ができず、規制をしていますが、すでに流通している国債を買うことはできるようで、これに規制をかけるということです。
というように、1つ1つを紐解いてみると、極めてわかりやすく、合理的なものです。もちろん、強権発動で極めて民間で事業がやりづらくなるという側面はあるでしょうが、それにしても正しいことをさっさとやってしまう、中国の実力もあわせて認識しておくべきでしょう。
アリババCEO「プラットフォーマーの規制必要」 中国政府の監督強化方針を支持する姿勢示す | 「財新」中国Biz&Tech – 東洋経済オンライン https://t.co/YaMTOLj1ok #東洋経済オンライン @Toyokeizaiより
— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) November 30, 2020
中国、財政赤字をマネタイズすべきでない=人民銀総裁 (2020年12月1日) – エキサイトニュース https://t.co/iHUU8AZqNJ @ExciteJapanより
— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) November 30, 2020

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