ものすごくよい記事ですので、ぜひリンク先をご覧ください。

民事再生の状態から、桂花ラーメンを復活させたのが味千ラーメンの会社であったということで、そこで何をしたのか、さらっと書かれていますが、味千からすれば「当たり前」のことを徹底した、という記事です。

あいさつ
安全
味

たしかに言われてみれば当たり前。しかし店舗の増加とともに少しづつ崩れていきがちなものです。
味千は海外での店舗数が900近くある、会社です。異文化でこれだけのことをやるには、かなりのレベルの「当たり前」を実践してきているはずです。

桂花と「当たり前」のレベルが違っていたのでしょう。

これが本誌で繰り返し述べている「買い手の圧倒的な経営力」です。
桂花にファンは多く、商品としては優れているが、それ以外の当たり前ができなかった。それを「圧倒的な経営力」で改善できると見込んだからこそ、味千はスポンサーになった、ということでしょう。

民事再生のスポンサーはまさに買収なわけですが、民事再生の過程では、桂花が負っていた借入金の多くは切り捨てられているはずです。しかし当面の赤字は避けられない。これを覚悟で、税務的には耐えられるからこそ、スポンサーになれたのでしょう。

これも全部結果論、記事を見た私の後講釈に過ぎません。しかし、このような基本、成功事例の根本をしっかりおさえていいものをパクっていくこともM&Aの成功には必要なことだと思います。

民事再生で完全復活した桂花ラーメンの軌跡 https://t.co/MBFjvhodxF #メシ通

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) December 12, 2019

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