東芝が上期で減損696億円を計上している。これは不正とは関係なく、IBMから譲渡された米国のPOS事業が原因のようだ。

以下リンク先から、その内訳に関する記載を引用しておく。のれんを全額、固定資産の７割を減損したようで、ようするに買収当時に想定したキャッシュ・フローが全然稼げていない現状がみてとれる。POSはとくに小規模事業者でiPadなどを利用したクラウドサービスも伸びてきており、専用機器をいれて、導入コストの高い伝統的なPOSシステムの販売は今後も苦しくなるだろう。

M&Aは結果論で評価すべきではないので、この投資に対する評価を後出しジャンケンですることは絶対にしないが、結果的にただでさえ厳しい時期にさらに業績を悪化させるネタが出たことは東芝にとっては大きな痛手であろう。

一方で今期の業績は悲惨なことは明らかなので、先に損出しをできるものがあれば、ここでまとめて出して、来期以降のV字回復を狙っている可能性もあり、その点だけは頭にいれておきたい。

＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

東芝、４～９月期に減損696億円計上　子会社のＰＯＳ事業悪化　：日本経済新聞 https://t.co/T5NYkZDlTS

2015/11/06 05:27:26

 

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