M&A News

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バイエルのモンサント買収後の訴訟和解に1兆円のニュースを見て、怖がっているだけでは意味がありません。

アメリカの企業買収のリスクが桁違いであるという記事です。

バイエルが農薬メーカーであるモンサントを買収後、消費者からの訴訟で和解金に1兆円以上かかったということです。
買収には6兆円相当のコストがかかっています。そして、この和解金は買収対象会社のモンサントの純利益の2.5年間分程度ということです。

記事では、訴訟の有無は把握していたが、焦った可能性がある、保険でカバーされることもある、などさまざまな可能性について言及されていますが、実際のところは把握されていないように読めます。

テクニックとしては、訴訟リスクを避けることは可能です。事業譲渡や会社分割をする、買収時に訴訟リスクについては売り手に責任を負わせる条項を入れるなどです。

しかし、M&Aは取引であり、売り手からすれば、リスクはとりたくないわけでどこかでそのリスクを買い手が負わざるを得ないことも多いです。しかもモンサントのような知財、許認可などモンサントという法人に紐付いている権利も多く、簡単に分割や事業譲渡というような手は使えないでしょう。

一方で、モンサントのような企業でなければ、こうしたリスクを避ける方法はそれほど難しいわけではありません。リスクがあるから危ないぞ、では皆怖がって萎縮してしまいます。避ける方法はある。むしろ、買収したあとにその事業を再生させたり、より伸ばす、ビジネスそのもののほうが実は大切で大変です。

リスク管理、ビジネスのバランスをとったM&Aの検討が日常的にできるように本誌も地道に頑張っていきます。

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