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アスクルの本質的問題は親子上場。ついでに彼らは孫上場

ヤフーとアスクルについては、岩田社長、社外役員の解任について、騒ぎが多くなっていますが、子会社になっている時点で、親会社が役員人事を自由にできるのが当然で、アスクルにはできることはないのです。

問題になっているのは、筆頭株主の勝手で少数株主の保護がないがしろにされいないか、ということなのですが、それはそうです。会社法も少数株主の保護は図られてます。しかし、資本の論理でたくさんお金を出している人の意見が通るのが株式会社ですので、嫌ならその会社の株を売ればよいわけです。ましてはやアスクルは上場企業なわけです。しかも業績は悪化。筆頭株主であるヤフーと、2位の株主で元の親会社であるプラスが、役員変更に賛成しているのですから、社外役員もその背景を重視せざるを得ないはずです。論点にするなら、この判断がアスクルにとって、アスクルの業績に何が悪いのかを明示しないといけません。

以下の記事でも触れていますが、親子上場を認めているのがそもそもも問題です。上場株を持っている一般株主は自分の知らないところで勝手にされてしまっては困るということです。本誌もずっと前から親子上場には反対です。上場していて資金調達が容易、知名度の向上などメリットをとりつつ、50%弱しか出資をしないで支配権を持つことができるというのは少数株主にとってアンフェアです。だったらこの制度をさっさと規制すべきなのです。アスクルはヤフーの子会社、ヤフーはソフトバンクの子会社ですから、アスクルはソフトバンクの孫会社です。親子上場どころではなく、孫上場です。

ずっと前から起きていて、問題視されていることを放置しておけば、こういう問題は起きて当然です。

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