M&A News

M&Aニュース

アスクルとヤフーの対立にはM&Aのとても大切な論点が凝縮されている

ヤフーとアスクルがもめています。ヤフーがアスクルの子会社をヤフーへ譲渡を求めていることに対し、アスクルが反対。ヤフーはアスクルの岩田社長を次回総会で選任しないという状況のようです。

アスクルの利益は低迷中です。

○アスクルIRサイト
https://www.askul.co.jp/kaisya/ir/graph/performance.html

そして、グループ間の再編に反対をするのであれば、親会社であるヤフーが本来は好きなようにやればよいはずです。岩田社長を総会で選任しないのも手ですが、まずは取締役会で岩田社長を社長から外すことができます。おそらくはそれは現場からの反発が多いのか、なにかの理由でできず、このような状況になっているのでしょう。

連結子会社なのに、社長の更迭ができないのは?など細かい論点はいくつもありますが、ここで私が考えるキーワードは

「買い手の圧倒的な経営力」

です。これがあれば買収対象企業が調子悪ければ自分で立て直しをすればよいわけです。それができないなら今の社長を辞めさせても何も始まらない。ヤフーとアスクルとなれば大企業同士のM&Aですが、それでも買い手に圧倒的な経営力がないと、こうなってしまったときに誰がケツを拭くべきかがはっきりしなくなります。買った会社や人が、莫大なお金をつかっているわけですから、ここは本来はヤフーが圧倒的な経営力でアスクルを建て直さないといけないわけです。ヤフーがアスクルの岩田社長に問題があるとすれば、すぐにでも退任させ、代わりに圧倒的な経営力のあるメンバーを送り込む必要があるはずなのです。

これは個人M&Aでも同じことがいえます。NHKおはよう日本(https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/05/0530.html)で本誌もコメントをしたのは、まさにこの点でした。

M&A売却希望

M&A買収希望