トランプ関税政策が実態経済に影響を及ぼしはじめました

トランプの関税政策が、実態経済に影響を及ぼしはじめました。
関税アップのターゲットではないフォードが新車価格の値上げを想定しはじめ、ASMLの株価が下がっています。ASMLは1〜3月の受注が予想より4割下回ったことが原因です。
フォードは国内生産中心であっても、材料は輸入に依存しています。関税が上がれば、それを顧客に転嫁しなければ事業が成り立ちません。
ASMLは半導体製造装置の会社であり、その受注が減ったということは、将来の半導体の生産量が予想を下回ることに確実につながります。こうした装置産業は景気の先行指標であり、いったん落ち込んだ生産設備の総量は、時間をかけなければ元に戻りません。
「とりあえず言ってみた」レベルの施策であっても、実際に業績に影響が出るまでには多少のタイムラグがありますが、早くも大きな影響がより具体的に見えてきました。
トランプの周辺には、現実を見てストップをかけているメンバーが少なからずおり、実態経済への悪影響を緩和しようとしているのでしょう。
将来の予測をもとに株価が決まるため、前提条件が変わるとマーケットも日々反応せざるを得ません。
その影で、本来被る必要のなかった損失を出している個人や法人も少なくないはずです。
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Trump’s tariff policy has begun to impact the real economy.
Even Ford, which is not a direct target of the tariff hikes, is starting to consider raising the prices of new cars, and ASML’s stock has dropped. ASML reported that orders for the January–March period were 40% lower than expected, which is the main reason for the decline.
Although Ford’s production is mainly domestic, it still relies on imported materials. If tariffs rise, the added costs must be passed on to consumers, otherwise the business model becomes unsustainable.
ASML, a company specializing in semiconductor manufacturing equipment, saw a drop in orders, signaling that future semiconductor production volumes will likely fall short of expectations. This type of equipment industry serves as a leading economic indicator. Once total production capacity declines, it takes time to restore it.
Even if a policy starts as a vague declaration, there is typically a time lag before it affects business performance—but now, tangible consequences are already becoming evident.
There are likely members in Trump’s inner circle who are aware of the real-world impact and are trying to mitigate the economic damage.
Since stock prices are based on future expectations, any change in assumptions inevitably triggers market reactions.
As a result, many individuals and companies are likely suffering unnecessary financial losses in the background.
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