本当に役立つ「月次決算データの見方と使い方」

12.現場の関係構築の重要性

ここまで説明した数値は管理部門だけで作れることはなく、現場との対話の中でしっかりと作り込んでいかなければならない。またとくに新規事業については、売上の見込みを作ることは非常に難しい。だからこそ、事前にどんな顧客にどんなメンバーで、どれだけの時間をかけて、どんな商材を売り込んでいくのか、新製品を作る場合にも、どれだけのコストで、どんな原料を、どこからいくらで仕入れて、どんなメンバーで、どれだけ時間をかけて製造して原価低減を実行するのか、その結果、売上を5百万円、原価が4百万円かかる、といったような数字を作っていくチャレンジをお願いしたい。もう少し詳しくこれを分析した結果を表にしてみると以下のようになる。

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このような基礎データの見込と実績を記録・分析することにより、前提と異なる変化がおきたときにどんな原因なのか、瞬時に分かることになる。また、上記の原価項目では外注費の削減額が4不足しているので、この場合には目標達成のために新たな施策を考える必要がある。ここまでやれば、何が不足していたのか、そもそも計画に無理がないのかということが一目瞭然に分かる。会社の業績向上のためにに月次決算をするという原則に立ち返れば、こういった点をしっかりと固めておかなければ、これだけ景気が厳しいなか、先を見据えた経営はできない。


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