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企業投資が最高で貯めるより、使うようになった、は本当か?

企業投資が最高の52兆円となり、営業キャッシュ・フロー(以下、「営業CF」)を上回る、投資キャッシュ・フロー(以下、「投資CF」))+配当・自己株買いの状態になっているという記事です。

営業CFのほうが投資CFよりも大きい状態は続いていますから、投資は極めて安全な、控えめなレベルであることは変わりがありません。資金調達をしないで、投資をしている状態です。

これに配当・自社株買いをしているということは、資金があまって、投資する先もないため、配当・自社株買いを増やしているといってよいはずです。

財務CFのデータがないのですが、財務CFで大幅プラス、すなわち資金調達を積極的に行っているということであれば、投資を含めて積極的に投資や株主還元をしているといってよいはずですが、財務CFの数値が記事になく、手許現金と純有利子負債の推移というデータが掲載されています。

このデータから読めることは、使うようになったことはたしかだが、投資する先がないため、株主還元を増やしているということでしょう。

この状況ですと、M&A投資が増えます。なにしろ投資する先がないのですから、何か投資する先がないか、そうだM&Aだ、となる可能性が高いからです。現在、中小M&A案件の価格が高くなってきていますが、こうした企業の資金あまりも原因の1つといってよいでしょう。

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