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経営、ガバナンスとはセブンアンドアイのような状況で活かさないといけないものなのでしょう

アリマンタシォン・クシュタールがセブンアンドアイに買収提案をしたことは、本誌でも取り上げました。

セブンアンドアイは、西武百貨店をようやく手放し、次は祖業であるヨーカドーに取り組み、将来上場させるという、よほど具体的な案がないと投資家は納得しないでしょう。

一方で、上場企業のガバナンス強化はこういった場面でこそ発揮されるものです。よく経営陣からは、「自社の事業を経験していない者にあれこれ言われたくない」という不満が出ますが、それは理解できます。しかし、事業を執行部がしっかりと運営するのはガバナンスの当然の役割であり、社外役員がアドバイスをして業績を改善することがガバナンスの主目的ではありません。

みんなが一生懸命に取り組んでいる中で、どうしようもない状況に直面した際、その事業をどう継続させるか、場合によっては閉鎖、縮小、売却といった厳しい選択肢も含めて会社の進むべき方向性を議論し、決定することがガバナンスに求められているのです。

The fact that Alimentation Couche-Tard has made a takeover proposal to Seven & i Holdings has also been covered in this publication.

Seven & i Holdings has finally divested Seibu Department Stores, and next, it must tackle its original business, Ito-Yokado. Investors will not be convinced unless there is a concrete plan, such as taking the company public in the future.

Meanwhile, this is precisely the situation where strengthened governance of listed companies should be demonstrated. Often, management complains that they don’t want outsiders, who have never run their business, to interfere, and this sentiment is understandable. However, it is naturally the role of governance to ensure that the executive team properly manages the business. It is not the primary purpose of governance for outside directors to give advice and improve performance.

When everyone is doing their best but finds themselves at a loss, governance must guide the discussion and decision-making on the company’s direction, including harsh options like closure, downsizing, or selling the business.

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