Yamatoさわかみ事業承継機構というカタチで、事業承継目的のファンドではあるが、売らない、exitしないというコンセプトのファンドができ、発表されています。JMAA会員のフォーナレッジ（http://fourk.jp/）加藤社長から昨日、お聞きはしていましたが、まとまった記事にもなっていましたので、紹介させていただきます。

コンセプトには賛成ですが、ビジネスベースになるまでの案件数があるのか、やや不安です。

要するにしっかり稼いでいて、役員報酬を支払っても投資家に利回りを出せる、しかもファンドの手数料も負担できるいわゆる事業承継案件がどの程度あるのか、という問題です。

経営そのものの問題に加え、日本企業の多くは財務、総務周りの経営管理が不十分このうえありません。譲渡前に整理がつけばよいのですが、長年それなしで経営をしてきた経営者、また税理士、会計事務所の皆さんがその必要性を理解できない、もしくは理解できても、具体的に何をどうしてよいかわからない、ということになりがちです。

この問題をクリアするのは、ビジネスそのもののバリューを評価でき、経営管理を含めた改善案をもった買い手がリスクを一定程度とって買収をすすめていくのが現状ではベストの解決策だと本誌は考えています。やるには人的リソースもかかりますし、簡単ではありませんが、本誌でもできる部分は行動に移していきます。また、Yamatoさわかみ事業承継機構さんの考えかたには、激しく共感しています。

Yamatoさわかみ事業承継機構｜東渕先生経営塾｜note（ノート） https://t.co/1gYxqa9W9I

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2019年5月29日

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