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含み益のある不動産を処分したあとに必要なことを考えてみた

日本の上場企業が持ち合い株解消に続いて、含み益のある不動産を売却する動きが加速しそうです。長期的な経営視点から見ると、余剰資金が生じた際に不動産を購入し、本社や事業用に使用し、業績が悪化した場合には一部を売却して資金調達を行うことが可能で、不動産を持つこと自体が悪いわけではありません。

一方で、投資家から見るとそれは不効率です。特に含み益の多い不動産は、決算書上で適正に評価されていないため、さらに問題となります。

短期的な視点を避けたければ、上場廃止も選択肢の一つですが、一度上場した後、特定の個人の資金力だけで上場廃止まで持っていくことは難しく、結局ファンドや金融機関のサポートが必要となり、多くの場合、再上場することになります。

これは、多くの日本の伝統的企業が内部留保を多く持ち、それを事業投資に活用せず、不動産や株式購入に充てていたという背景があります。

一つの解決策は、売却して資金化することです。これには投資家も賛成するでしょう。

もう一つの解決策は、その資金を活かせる事業を探すことです。新規事業でも買収でも構いませんが、自社のリソースを有効活用できる先を徹底的に洗い出すことが大切です。これは個人が就職先を探す際にも有効で、自分の力を最大限活かせる場所を探すことが、自分を最も活かすための最短距離になるはずです。

Japanese listed companies are likely to accelerate the sale of real estate with unrealized gains, following the unwinding of cross-shareholdings. From a long-term management perspective, purchasing real estate with surplus funds, using it for headquarters or business purposes, and selling some of it to raise funds when performance declines is not inherently bad.

However, for investors, this approach is inefficient. Especially with real estate that has significant unrealized gains, it is not properly reflected in financial statements, which only exacerbates the issue.

If they wish to avoid short-term perspectives, delisting could be an option. However, once listed, it’s difficult for an individual’s financial power alone to take the company private. In most cases, support from funds and financial institutions is needed, leading to eventual relisting.

This situation stems from the fact that many traditional Japanese companies have accumulated large internal reserves, which they have not used for business investments but rather for purchasing real estate and stocks.

One solution is to sell these assets and liquidate the funds, which investors would likely support.

Another solution is to find businesses where these funds can be effectively utilized. Whether through new ventures or acquisitions, it is crucial to thoroughly identify opportunities where the company’s resources can be effectively leveraged. This approach is also effective when individuals are seeking employment opportunities, as finding a place where one’s strengths can be maximized is the shortest path to self-fulfillment.

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