日鉄がUS steelを買収したが、算段はどうか
日鉄がU.S. Steelを2兆円、141億ドルで買収します。
組合が反対しているとか、クリーブランド・クリフスの買収提案は72億ドル、日鉄のおよそ半額で、拒否されています。
その2倍、プレミアムで4割つくわけですから、投資家にとっては悪い話ではないでしょう。
この買収の結果、日鉄+U.S. Steel連合の売上合計は世界3位になります。
本件については、かなり多くの記事がメディアでとりあげられているのですが、U.S. Steelの業績が明確にされている記事を見つけることができませんでした。
U.S. Steelが開示している直近のデータは3Q、9月末時点、PLは9ヶ月累計の数値です。
百万ドル単位で、以下のとおり、( )内は前年同期の数値です。かなり下落稽傾向です。
売上 13,909(16,727)
純利益 975(2,350)
純資産11,097(10,303)
ざっくり1ドル=140円で計算すると、となります。
売上 1.9兆円 →年換算 2.5兆円
純利益 1,365億円 →年換算 1,823億円
純資産 1.6兆円
PERで10倍未満であり純資産が1.6兆円であることを考えると2兆円の買収金額はとんでもなく高いわけではありません。
しかし業績は悪化しつつあり、米国内の同業の出した価値の2倍の金額というのはビジネス的に考えると楽な条件ではないはずです。
ポイントは、日鉄が業績をアップできるかどうか、これから衰退していく一方となれば投資は失敗になります。
当然、勝算があってのことでしょうが、クリフスが半額の提示をしていたのが不安材料ではあります。
M&A仲介・アドバイザーを事業としたい方・既にされている方へ | |||
---|---|---|---|
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
JMAA認定M&Aアドイザー資格取得およびJMAA会員に入会 | ・資格詳細とお申し込み | 入会金33,000円 月会費11,000円(1年分一括払) | - |
案件サポート制度 | JMAA会員が初めてM&Aアドバイザリー業務に取り組む場合、あるいはすでに何度かアドバイザリー業務に経験があっても、難易度が高い案件の場合のための、JMAA協会が会員に伴走して案件成約に向けて協力する制度です。 お申し込みは当協会ご入会後にお知らせします。 | JMAA正会員の関与する対象案件の成功報酬の50% | - |
買収を検討されている企業団体様へ | |||
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
買い手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 追加相談サービス 33,000円/1時間 | 1時間〜 |
売却を検討されている企業団体様へ | |||
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
売り手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 | 1時間〜 |
M&A実務を体系的に学びたい方は、M&A実務スキル養成講座
メルマガ登録はこちら
大原達朗の経営リテラシー-自ら考え、行動しよう-