マネックスとドコモが資本業務提携する件について
マネックスとドコモが資本業務提携を発表しました。
リリース本文は以下からご覧ください。
https://www.monexgroup.jp/jp/news_release/irnews/auto_20231004562790/pdfFile.pdf
本誌が気になった点は以下のとおりです。
1)
スキームとしては中間持株会社を作り、その傘下にマネックス証券を置く。この中間持株会社(ドコモマネックスホールディングス株式会社と社名変更予定)の持株比率をマネックス51:ドコモ49とするが、実質支配力基準でドコモの子会社となり、マネックスの持分法適用会社とするということです。
ドコモの子会社にしたいなら、どこもが議決権の過半数を持つのが自然です。
実質支配力基準で連結の範囲を決めるのは問題ありません。しかし、これはドコモに主導権をもたせるが、最悪揉めたときにはマネックスが決める余地を残す、という点で実態と連結の範囲の間に齟齬があることを少し感じます。政治的判断ということでしょう。
2)
今回のドコモとの資本業務提携は、マネックス証券だけであり、マネックスグループ傘下のコインチェックを含む、グループ企業は対象としていません。したがって、マネックスグループはおそらく上場を維持するでしょう。マネックスグループの業績としてはマネックス証券にかかる売上が連結PLからなくなり、持分法による投資損益だけがあがることになります。PLは小さくなるということです。ただし、今回の取引により、200億円前後の利益が、連結・単体で計上される見込みということです。それだけドコモが同社の企業価値を高く評価しているということです。
3)
ドコモとマネックスが本丸の証券で提携するということは、ドコモマネックスホールディングスと名称変更予定の中間持株会社の上場も視野に入っているでしょう。そこに向けて、マネックス証券以外のマネックスグループの関係会社をどう扱うのか、という次のフェーズの話が検討されるものと思われます。
M&A仲介・アドバイザーを事業としたい方・既にされている方へ | |||
---|---|---|---|
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
JMAA認定M&Aアドイザー資格取得およびJMAA会員に入会 | ・資格詳細とお申し込み | 入会金33,000円 月会費11,000円(1年分一括払) | - |
案件サポート制度 | JMAA会員が初めてM&Aアドバイザリー業務に取り組む場合、あるいはすでに何度かアドバイザリー業務に経験があっても、難易度が高い案件の場合のための、JMAA協会が会員に伴走して案件成約に向けて協力する制度です。 お申し込みは当協会ご入会後にお知らせします。 | JMAA正会員の関与する対象案件の成功報酬の50% | - |
買収を検討されている企業団体様へ | |||
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
買い手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 追加相談サービス 33,000円/1時間 | 1時間〜 |
売却を検討されている企業団体様へ | |||
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
売り手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 | 1時間〜 |
M&A実務を体系的に学びたい方は、M&A実務スキル養成講座
メルマガ登録はこちら
大原達朗の経営リテラシー-自ら考え、行動しよう-