マイクロソフトの売上が市場予測を上回るが、成長率が落ち、グーグルは売上の伸びが市場予想を下回り、Youtubeは減収ということです。しかし、これだけ環境が厳しいなか、素晴らしい結果を出しています。

特徴はグローバルであり、プロダクトと課金方法が明確でシンプル、ということだと思います。もちろんそれが相当なハイレベルで維持されています。

ビジネスをスケールさせるためには「仕組化」が必要ですが、それはシンプルであることが不可欠です。複雑なことはシステム化しづらいのです。本当に大きく伸びているビジネスを見るとそれは極めてシンプルであることが多いです。

ロシアからは企業の撤退が進んでいます。これはロシア経済の弱体化をすすめるもので好ましいはずはありません。しかし、これだけ当事者が増えてしまった以上、もうどうすることもできない。「汚い爆弾」Dirty bombという物騒なワードがとりあげられるようになりましたが、そんなこと誰の得にもなりません。こうなってしまうと、ロシアが悪い、プーチンが悪い、というシンプルな思考しか伝わらなくなります。

少し論点がゴチャゴチャになっていますが、スケール化とシンプル化、単純化の関係というのは難しく、危険なものでもあります。

そこで働く人にとっては、決められたことをきっちりやりきることが得意な人と、そうではない人との間で満足度が違います。誰にとっても望ましい職場はないわけですが、これもスケールを考えると、わかりやすいメッセージにしなければならなくなってくるのです。そんなメッセージが今度は決められたことをきっちりやりきることに満足をしない人には不満に映ります。したがってコミュニケーション、適材適所が経営にとって本当に重要なわけですが、それはメチャクチャ難しいという話なわけです。

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