ソフトバンクの939億円申告漏れ。買収前にわからなかったのか。
ソフトバンクが939億円の申告漏れがあったと報道されています。詳細は以下リンクの記事のとおりで、問題があったことは事実でしょう。
一方で、今回は意図的でなかったということで加算税も課されなかったようです。タックスヘイブンとなっている、スプリントやブライトスターの子会社が数百社あり、それを把握しきれなかったということです。買収前にはそれだけ複雑な取引をして、少しでも税金を少なくしようとして活動していた企業を買収し、買収後も整理がつかなかったということでしょう。
939億円の申告漏れは巨額ですが、結果的には過去の繰越欠損との相殺もあり、納税額が37億円ということですので、相殺された欠損は800億円以上あったのでしょう。
利益が1兆円以上出る企業ですので、37億円であれば、会計的にはなんとか過去にさかのぼってのいわゆる遡及修正は避けられるのではないかと思います。
記事には、規模は大きくなっても経理・財務の人はそれほど変わっていないという「元幹部」の発言がありますが、こういったときの「元幹部」が誰なのか、どの程度経理財務のことをご存知か分かりませんが、人が増えればこれを発見できたのかというと?でもあります。
買収前にそんなことわからなかったのかと言われるかもしれません。内情は分かりませんが、買収前にすべての問題を解決しようとすれば、巨大企業の買収前の調査には何年間もかかりますし、とんでもないコストがかかります。
今回の場合、買収から時間が経過していますので、売り手に求償できるか分かりませんし、買収前に原因が発生したかどうかも不明ですが、通常は、買収前の瑕疵については買い手であるソフトバンクは売り手へ損害賠償請求をすることができるように契約しているはずです。
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— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2018年4月17日
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