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かぼちゃの馬車運営のスマートデイズが破綻、顧客に融資したスルガ銀行が調査。スマートデイズが破綻する理由が見当たらない。

かぼちゃの馬車というシェアハウス運営をしていたスマートデイズが破綻し、その顧客に融資をしていたスルガ銀行が調査を受けると報道されています。
以下の記事からこの件の概要をまとめてみると以下のような流れになります。

1)スマートデイズがスルガ銀行を使い、顧客に融資を組んでもらう
2)スマートデイズは提携業者を使い、顧客にシェアハウスを建築し、建築会社からキックバックで数十%の手数料をとる
3)スマートデイズが顧客のシェアハウスを一括で借り上げ、貸出をする
4)予定どおりの貸し出しができず、顧客にリース料を支払えない
5)顧客が銀行へ返済できず、現在の状態になった

問題は、価格の妥当性でしょう。その前提となるシェアハウスの稼働率をあげることです。それができればアイディアとしては悪くありませんでした。融資の際には顧客の預貯金の残高を改ざんしたという記載も記事にはありますので、事実であるとすればとんでもない詐欺事件です。

もっと気になるのはスマートデイズがなぜ破綻したのか、ということです。負債総額が約60億円ということですが、上記のスキームではスマートデイズは自社では資金を出す必要がありませんから、なぜ30億円もの負債を負ったのか分かりません。少なくとも銀行からの借入れではないはずです。

可能性があるのは、顧客へのリース債務でしょう。自社で一括借上げですから、長期にわたってリース料を支払う、この債務が大半だと思います。実態のない空手形であったのかもしれません。

さらに親会社の役員の会社にスマートデイズの債権が譲渡されているようです。民事再生の過程でこれは遡って取り消される可能性もありますが、あまりにもずさんです。ただでさえ、不動産投資向けの融資が下りづらくなっているなっている中、本気で真面目に投資に取り組む方の妨げにはならないことを祈りたいですが、悪影響は避けられないでしょう。そうして本来であれば融資できたはずの金融機関が融資できず、業績にも悪影響が出たりするのでしょうね。残念です。

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