パナソニックにブルーヨンダーを含めた事業を上場させるということです。子会社上場は本誌は反対です。資金調達の必要があれば、本体で調達すればよいわけですし、独立性が重要で、上場させるなら、過半数の議決権を持ち、支配権を保有するべきではないからです。しかし、ルールで認められていることを実現することにパナソニックに何らの問題があるわけではありません。

ところでブルーヨンダーについては、とにかく買収金額が高いのです。詳細は以下をご覧ください。
結論からいうと、パナソニックのブルーヨンダー買収は「研究開発型」の買収なのだろうと本誌は捉えました。

○パナソニックのブルーヨンダー7,000億円買収はキャッシュ・フロー的にはアウトだが、勝算があるのか考えてみました。
https://ma-japan.info/archives/32471

上場し、５０％弱の株を売り出せば、パナソニックとしてはブルーヨンダー買収に要した投資の半分はとりあえず回収できる。資金的なリスクを減らしたうえで、リスクが高い、ビジネスに取り組んでいく準備をしているということなのでしょう。

パナソニックHD 買収の米ソフトウエア会社事業など上場準備へ | NHK https://t.co/zXuJmrOsyb

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) May 11, 2022

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