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日産ゴーン氏逮捕についての気になる点

日産のゴーン氏が逮捕されました。当然ですが、大きく報道されています。本件について、何点か確認をしておきます。

1)現時点では逮捕、ですので、有罪かどうかは不明です。しかし、逮捕ということは逃亡の可能性も高いと判断されたためですが、彼が逃亡簡単にできるのか、あるとすれば、国外に向かい、しばらく日本に来ないことにより、操作が進まないことを危惧したのかもしれません。いずれにしても有罪が確定したわけではない点は注意が必要でしょう。日本では逮捕の報道を大々的にしますが、その顛末がどうなったかは軽視される傾向にあるので、なおさらです。

2)今回の日産からのリリースがあまりにも簡便です→https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-860852d7040eed420ffbaebb223b6973-181119-01-j?lang=ja-JP

その後、深夜に社長による記者会見がおこわなれましたが、あまりにもリリース文面が軽いです。相当急ぎだったのでしょうか。

3)リリースでは確認できませんが、きっかけは内部告発ということです。有価証券報告書への報酬の過小記載は、少なくとも担当者は当然、知っていたはずです。内部告発はいつでもできたのに、この時期、しかも、会社のリリースと逮捕報道がほぼ一緒、ということは日産は内部調査の過程で警察への情報提供をしていたことになります。
正しくガバナンスが効いていたともいえますが、社内調査発表→警察による捜査、ということでもよいのではないかと感じます。この機会にゴーン氏を追い出すという目的があってもおかしくありません。

4)そもそも、ゴーン氏がルノーと日産の経営者を兼任していることは問題でした。この問題を誰かが解決しようとしたが、できず、今回、たまたま発見された不正がそのきっかけとして使われたように見えます。

5)会社公表のリリースを前提にすれば、ゴーン氏は大きな問題です。しかし、この後、彼が日産を去り、誰が日産を経営していくのか、これはこれで大きな問題です。

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