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日本電産の5社500億円買収で知るべきM&Aのコツ

M&Aにコツというものがあるか、はっきりしませんが、少なくとも日本電産は数少ない日本企業でありながら、M&A巧者と言われる数少ない企業の1つです。

M&Aを成功させるにはいくつかのポイントがあると思いますが、一般的には以下の2点を考えることが多いのではないでしょうか。

1)良い会社を買う
2)シナジーがある会社を買う

そうそう、と考えた方は黄色信号です。

まず「良い会社」とは何でしょうか。

手をかけずに、安定してキャッシュ・フローを稼げる会社?あるいは自社にない技術やノウハウを持っている会社でしょうか?

手をかけずに、安定してキャッシュ・フローを稼げる会社を売る方はほとんどいないはずですし、いたとしても相当高い金額でないと売らないでしょう。

自社にない技術やノウハウを持っている会社を買収したとして、皆さんが売上を伸ばせるものでしょうか。

できないとは言いませんが、M&Aでも相当上級レベルの課題になります。

日本電産が今回買収するのは、5社で500億円ですから、売上1.5兆円レベルの同社としては、それほど大きな投資ではありません。

彼らは、採算のあまりよくない企業の買収を得意としています。そして、成功確率が高いのです。採算のよくない企業は買収費用が安くつくことが多いです。

不採算事業はまずコスト削減が急務です。負債を日本電産が肩代わりする、購買のルートを変える、製造現場の効率化を図り、原価低減を図る、といった具合です。

しかもそのコスト削減は、同業かノウハウのある業種であれば、極めて再現性が高いものです。まったく知らないビジネスを買収し、しかも売上を大幅にあげることが前提で、買収をするのは成功確率が全然高いことは読者の皆さんでも理解しやすいはずです。

数少ないM&A巧者から成功の秘訣を盗むことも、これから買収を考える皆さんには大切なことだと思います。

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