過去にも記事としてとりあげたことがありますが（http://ma-japan.info/archives/7255）、パナソニックの街の電器屋さんの事業承継をパナソニックがコンサルティング会社と提携し、安値で、事業承継の相談にのってくれているという記事があらためて紹介されていました。

なぜパナソニックがそんなことをするのかというと、必要だからです。街の電器屋さんがなくなってしまうと、パナソニックの売上や利益に悪影響があるからにほかなりません。

それは地域の皆さんに信用され、きちんと売上、利益をあげ、パナソニックにも貢献をしているということです。

したがってこのままほっておいたら、大変なことになる。そうしないために、時間とお金をかけてでもパナソニックが事業承継を円滑に実施するためのサポートをしているわけです。

逆にいえば、地域のお客さまの役にたっていない、信用されていない、売上も利益も貢献していないお店はパナソニックも支援できないわけです。

言い換えると、やはり事業承継にしても、売却にしても、利益がでていることが大切です。

この観点からいうと、赤字でも買うといってくれている買い手候補がいる場合には千載一遇のチャンスですから絶対に逃すべきではありません。しばらく様子を見る、というのはもってのほかです。

中小企業の事業継承（下）　街の電器屋さん守れ – 大阪日日新聞 https://t.co/1yvP503KPQ

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2018年3月24日

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。