コカ・コーラ東西が２０１７年春に統合されると報道されています。

コカ・コーラはボトラー制をとり、世界進出をする際に地域限定でコカ・コーラ製品の原液をコカ・コーラ本体から購入し、製造し、販売する権利を付与し、コカ・コーラ本体が必ずしも資本提供することなく、フランチャイズのような形式で世界展開をしてきました。

日本も例外に漏れず、例えば北海道コカ・コーラや東京コカ・コーラなどの会社はこのボトラーの１つで、資本も別々、まったく別の企業として発展してきました。

全国にバラバラに工場と営業所を持ち、地域独自の発展を遂げてきたわけですが、小売店が地域の店舗から大型店舗にかわり、物流の多くも地域に根ざしたものだけでは不足してきたため、日本国内でバラバラの企業が経営をしているのでは、ライバルであるサントリーなどに対して、非効率的な部分が目立つようになってきたのでしょう。

もちろん、これまでも製造会社の統合や提携はしてきたのですが、いよいよ全国のバラバラのボトラーを統合する必要があったということでしょう。wikipediaによるとこの統合後もまだ単体のボトラーはあるようですが、こちらも近々、統合されてもおかしくはありません。

時代の流れとともに会社も合従連衡が必要になってくることもあります。常にM&Aは準備＝M&Aにいつでも対応できるようにしておくことが重要と申し上げておりますが、企業に勤める方もいつ自分の会社でM&Aがおきてもよいように準備をしておくことが大切だと日々感じます。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

コカ・コーラ東西、17年春に統合へ　　：日本経済新聞 https://t.co/eVsgck69mY

2016/09/27 06:17:32

 

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。