年金を使って株をつり上げるのは邪道であると共産党の志位委員長が発言し、そもそも年金の運用損に関する公表は参議院選挙後に行われる見込であると報道されています。

年金資産では、これまで国債を中心とした債券で運用していたものを一気に株式を購入することにしました。１４０兆円の運用資産の５０％を株に振り分けることになったので、７０兆円の資金が株式市場に流れたことになります。これにより、買いが多くなるわけで結果として株価が高くなったはずです。

株式運用は長期視点が必要ですから、目先で損失が出たといってもそこだけを切り取って議論するのはフェアではありません。しかし、本当の問題は、その損失が何故出たのか、全体として実態がどうなっているのかという、情報開示が選挙後まで遅れることです。選挙にとって都合が悪いのでしょうし、批判がこの程度しかでていないということは、おそらくはルール、法令違反ではないのでしょうが、こういうところはフェアにやるべきでしょう。お互いに信頼関係を持って、情報を共有できれば最終的に責任をもった意思決定ができるはずです。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

「年金使って株つり上げるのは邪道」共産・志位氏：朝日新聞デジタル https://t.co/tNFfjiCOCP

2016/07/02 16:40:56

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

年金の運用損、昨年度５兆円超　ＧＰＩＦ公表は参院選後：朝日新聞デジタル https://t.co/2YxYmYlxXX

2016/07/04 05:38:35

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