M&A News

M&Aニュース

ベインが日本特化の承継ファンドを作るということです。ありがたいことと、心配なことを整理してみます。

ベインキャピタルが、日本特化の承継ファンドを作り、中堅企業の再編をするということです。取り敢えず1,100億円のファンドを作り、200−500億円の買収資金がターゲットであり、借入も含めて総額2,000億円程度、10社程度への出資となるそうです。

200−500億円の買収金額はベインからすれば小さいでしょうが、決して小さくなく、PER10倍とすれば、20−50億円の純利益を出している企業となります。決して小さくはなく、多くは上場企業となるはずです。

事業承継で困っている企業へファンドがサポートしてくれることは歓迎です。自分たちで解決できない問題が解決できるわけで当然です。

この手の投資は以下のような流れをとります。

1)ファンドが出資するときに、資金不足のため借入をします。仮にファンド10億円、借入10億円とします。
2)これをベースに20億円の総資産の会社を作り、20億円の出資をします。この時点で買収完了です。
3)対象会社のブラッシュアップをします。株主価値をあげるためです。
4)ここがポイントですが、対象会社と2)で作った会社を合併させます。このことにより事業承継をしようとしている会社をファンドが買収するために金融機関から借りた借金が、対象会社に移ります。
5)上場、第三者への売却し、ファンドはexitとなります。しかし、対象会社が自分の会社を買収するために借りた借金が残ります。

もちろん借入金の残高などは開示されているわけですから、投資家が一方的に損をするわけではありません。
ファンドもうまくexitできないリスクがあるわけで、彼らが悪いわけでもありません。

しかし、こうしたリスクもあるということは、知っておいてもよいと思います。


M&A実務を体系的に学びたい方は、M&A実務スキル養成講座


メルマガ登録はこちら

大原達朗の経営リテラシー-自ら考え、行動しよう-

まずはここから!学びを深めるための人気記事5選

  • 経営者のための「決算書(BS、PL、CF)」講座
  • 経営者が知っておくべき事業譲渡とは?(2018年10月11日改定版)
  • サラリーマンではないが、300万円で会社を買って困っている方がでてきています。困らないためにやるべきただ1つのこと。(2020年12月18日改定版))
  • 経営者が知っておくべき営業権譲渡と営業譲渡(2018年10月11日改定版)
  • 1,000万円で買える会社とは?個人M&A・スモールM&Aと起業(2019年7月24日改定版)
  • M&A売却希望

    M&A買収希望