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キーエンスはすごい会社だが、ソフトバンクと時価総額を争うだけの力があるのか

経済に関する報道が少ない気がします。コロナの影響を受けているので、実経済の動きが悪いわけで無理もないかもしれません。現在、テレワークや在宅勤務も定着しつつありますが、もちろん皆さんの努力、慣れによるものも多いと思っていますが、そもそもの業務量が少ないために、在宅でもこなせているという点も見逃してはいけない部分だと感じています。

さて、キーエンスが日本企業の時価総額で1位のトヨタと追う2位をソフトバンクグループとあらそっているという記事です。キーエンスはここでとりあげるまでもない、超高収益企業で公表されていること、されていないことを含め、相当なノウハウと規律のある会社であることは間違いないでしょう。

2020年6月15日終値ベースで、10兆円を超える時価総額です。業績推移は有報を見ておきましょう(https://www.keyence.co.jp/pdf/yu20200615.pdf)。

***以下、引用***

***引用、ここまで***

ここ3期は売上5000億円、純利益2000億円程度で推移しています。PERは約50倍です。
これは現在の利益水準が続くならば50年間で、投資金額を回収できる計算です。

もちろんキーエンスには純資産も2兆円弱ありますので、これを考慮すれば、投資したと考えた場合の回収期間は短くなるはずです。とんでもない高収益企業で、しかも継続力もある企業です。しかし、これから更に大幅に業績をあげていくことができなければ、割高といってもよい株価、時価総額水準です。

このレベルの規模で、高収益、しかも持続性もある企業は滅多にありませんので、何の文句もありません。期待値も高くて当然です。ノウハウもものすごくあるはずです。ノウハウはつかってナンボですから、それは稼げる利益、キャッシュ・フローで評価すべきでしょう。もちろんこれだけの高収益ですから十二分に使いこなしている、と考えるべきでしょう。

そう考えると数値面だけで考えるとキーエンスの株価は安いとは言えません。

株価は理屈だけでは決まらず、環境、思惑、さまざまな要素が重なって構成されています。しかし、業績という事実をみて自分なりに評価をしておくことは、投資をする際には非常に大切な基礎的なスキルだと思います。


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