ニデックが決算修正をしています。

https://www.nidec.com/-/media/www-nidec-com/ir/news/2024/0524-04/240524-04.pdf?rev=ee85dc51cf244613aa875bf3f13cf83c&sc_lang=ja-JP

グループ会社において、連結子会社間取引を伴う売上高等の連結調整の一部について調整対象を誤認し、売上高が過大に計上されていることが判明しました。

結果、修正した期においてすべて営業利益が過大表示されています。

内部取引の話かと思ったのですが、内部取引の修正漏れであれば、連結消去では売上原価と同額が消去されますので、売上高が過大であることがっても、利益は動きません。調整対象を誤認して、利益がこれだけ動くというのは意味不明です。訂正報告、また内部統制上の重要な不備とされていますので、監査人としてはやるべきことはやった状態です。

粉飾決算、と評価してよいような内容ではないかと思います。
ニデックは素晴らしい会社なのですが、外部公表数値や監査人をなめすぎている経緯があるので、この点は心配しています。

Nidec has revised its financial statements due to an overstatement of sales figures resulting from misidentifying the adjustments required for intercompany transactions within its consolidated subsidiaries. This misidentification led to an overstatement of operating profits in the corrected periods. While the issue arose from internal transactions, which should have been neutralized through consolidation, the significant impact on reported profits suggests deeper issues. This has been flagged as a major deficiency in internal controls by the auditors, raising concerns about the accuracy and reliability of Nidec’s financial reporting.

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