厚生年金加入の加入漏れが１５６万人、企業で加入逃れをしている可能性があると報道されています。年金制度については５年前に本誌でも取り上げました（https://ma-japan.info/archives/3852）　。

年金制度に加入しない方は私が見ているといくつかのパターンがあります。

１）雇用主が保険料を払いたくないので、加入しない
２）雇用主はどちらでもいいが、従業員が手取りが経るので加入しないでよいとする
３）雇用主および従業員、もしくはそれぞれが保険料を払っても将来、給付されないので払いたくない

３）は１）２）に含まれるとも言えますが、ここはシリアスです。厚生年金制度は限界です。
強制にするなら民間にも開放し、利用者が選択できるようにすべきです。しかし、それをやると大幅な給付減になることが現時点でわかり、大きな問題になることがわかっているのでしょう。その可能性があるとは思えない状態です。

１）は単純なサボタージュですから、取締を強化すればよいわけですが、２）３）についてはそれほど簡単ではありません。こうした厳しい状況にあるものほど、情報を確かめ、方法を考えていかなければいけないのですが、なかなかそういう議論が産まれてこないのはとても残念です。

厚生年金加入漏れ、推計１５６万人…企業の加入逃れも : 政治 : 読売新聞オンライン https://t.co/ztTpZbJPBf

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2019年4月4日

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