セブンアンドアイ業績速報
セブンアンドアイの業績が心配です。以下の決算短信は2024年11月第3四半期のデータですので、9か月累計の数値になります。
増収減益で、国内コンビニが減収減益、海外コンビニが増収減益、その他として地味に金融事業も減益となっています。営業減益は国内コンビニで170億円、海外コンビニで800億円弱となっており、本業での稼ぎが悪化しているのは不安材料です。
アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案、創業家の買収提案、ヨーカドーを中心としたスーパー事業の上場など、ビジネスを伸ばす以外の大きな課題がてんこ盛りで、実業にあてる時間やリソースも限定されていることでしょう。
PL全体で見ると、販管費の増加が半端ではありません。セブンアンドアイは日本基準を採用しているため、のれんの償却が販管費にばっちりヒットします。完全に固定費ですので、この影響はあるはずです。本質的な対応策ではありませんが、これだけ海外依存度が高くなっているわけですから、IFRSの採用も進めていくべきでしょう。
本日はイオンの決算発表も予定されていますので、両者を比較してみるのもよいと思います。
https://www.7andi.com/ir/file/library/kt/pdf/2025_0109kt.pdf
There are concerns about Seven & i Holdings’ performance. The following financial statement is data for the third quarter of FY2024, reflecting cumulative figures for nine months.
While revenue increased, profits declined. Domestic convenience stores experienced both revenue and profit declines, overseas convenience stores saw revenue growth but profit decline, and the financial business also quietly reported decreased profits. Operating profit fell by ¥17 billion in domestic convenience stores and nearly ¥80 billion in overseas convenience stores, raising concerns about worsening core business profitability.
The company is also dealing with major tasks outside of expanding its business, including acquisition proposals from Alimentation Couche-Tard and the founding family, as well as plans for the listing of its supermarket business centered around Ito-Yokado, likely limiting time and resources allocated to operational management.
Looking at the entire PL, the surge in SG&A expenses is remarkable. Since Seven & i Holdings uses Japanese accounting standards, goodwill amortization directly impacts SG&A expenses, effectively becoming fixed costs. While not a fundamental solution, given the company’s increasing reliance on overseas operations, transitioning to IFRS should be considered.
Additionally, with Aeon’s earnings report scheduled for today, comparing the two companies’ results could also be insightful.
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