グローリー関係会社で、経理丸投げで着服２０億円があったということです。

これは時々起こるのですが、これに対しての施策は内部統制の強化、システム対応、ダブルチェック、担当者のローテーション、、
教科書的にいっても色々あります。

問題はそれをやるとコストがかかるし、処理速度が遅くなります。

ここで大切なことは「最悪の状況の想定」です。
最悪このままの体制だと１０００万円までは、個人が着服できる状態だとします。それを会社が受け入れることができるなら、そこまでは不正があっても経済的なロスは諦める、という決め事です。

１円でも許さない、というスタンスは極めて普通です。もちろん許さないが当然ですが、実際には不正や着服ができる可能性がある、という状況はやはりありえます。

最悪の状況、受け入れられるリスクを想定しておき、その前提で内部統制、システム、人の配置を考えないと、コストがいくらかかるかわかりません。この判断はトップ・マネジメントでないとできないところであり、経営トップの理解、判断が必要な部分なのです。

グローリー系、着服被害20億円か　経理一任が落とし穴に: 日本経済新聞 https://t.co/izAk3fFcSo

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) September 7, 2022

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