シダックスとオイシックスについては、本誌で見解を述べています。

https://ma-japan.info/archives/145618

その後、コロワイドがシダックスに給食事業の買収提案をしています。
ホワイトナイトとは表現されていませんが、オイシックスからのディスカウントTOBへの対抗馬になると想定されています。

オイシックスのTOBはシダックスで反対されています。これは金融取引としては当然でしょう。
今の株価より安いんだから、冗談じゃないよ、それで正しいです。

しかし金融取引はいつまでも続きません。どこかで事業で稼いでいかないといけないわけです。
オイシックスからすれば、事業を見たらそんな価値ないでしょ、残りの株も譲ってくださいよ、ということなのでしょうが、そう簡単にはいかないよ、というわけです。

したがってしばらくは事業というより、お金、株価との関係での攻防が続くのでしょう。

金融的な視点でも株価も最終的には事業で稼がないといけません。そう考えると、極めて当たり前ですが、「稼ぐ」ことしか最終解にはたどり着かないのです。

コロワイド、シダックスに給食買収提案　オイシックスTOBに対抗: 日本経済新聞 https://t.co/ZyWT1mPJIE

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) September 6, 2022

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