日立物流が、KKRに売却されるようです。日立は事業再編を進めており、その一環なわけですが、日立物流については、本誌でもとりあげました（https://ma-japan.info/archives/33238）。過去には佐川と統合をしようとして失敗しています。

日本を代表する物流会社が買収しても、採算があわないだろう、という判断をしたわけです。

では、ファンドであるKKRは何をしようとしているのでしょうか。日立が１０％の株を保有しつづけるということを見ても、いったん非上場化させて、再上場がターゲットとなるのでしょう。

日立物流は、業績堅調です。これをファンドがどれだけバリューアップさせることができるのはわかりません。
ビジネスには問題がないが、ヤフーファイナンスによると（https://finance.yahoo.co.jp/quote/9086.T）、２０２２年４月２１日の終値ベースですでにPERが４２倍の企業ですから、市場の評価も低くありません。

＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

佐川が考えていた以上のオペレーション拡大をするのか、効率化をすすめるのか。時価総額をあげる取り組みをするのでしょうが、これはそう簡単ではありません。あるいは外資への売却もexitとしてありえます。

それにしても数値だけでざっくり考えても、これはexitが簡単な案件ではなさそうです。

日立、日立物流を売却　KKRに6000億円超で: 日本経済新聞 https://t.co/8kRkYHd64O

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) April 21, 2022

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