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パナソニックが110億円のM&A資金即決枠を設定

パナソニックのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル=社内ベンチャーキャピタル)が110億円の投資枠を持ち、シリコンバレーで買収を成功させたと報道されています。

M&Aは決断までのスピードが非常に大切です。日本の本社に持ち帰って検討させてほしい、などと悠長なことをやっていると、よい案件は他社にさっさと持って行かれてしまい、いつまでたっても買収できない、焦って、ものすごい高い金額で買収をしてしまう、といったような失敗は枚挙に暇がありません。

したがって、このパナソニックのCVCの即決枠は極めて重要なものです。

問題はその金額でしょう。2017年3月決算で、パナソニックはおよそ以下のような財務状況です。

売上    7兆円     
営業利益  2,700億円
総資産   6兆円    
投資キャッシュ・フロー 4,200億円

このボリュームからして、110億円は如何にも小さいです。桁が1桁は少ない印象です。営業利益の5%程度ですし、投資額の3%弱です。CVCの即決枠を増やすのか、トップマネジメントがコミットして、そこでの即決額を増やすのかは分かりませんが、いずれにしてもさらにスピードをあげていく必要があるでしょう。もちろん、パナソニックのようにそもそも即決ができない企業は、まずそこからスタートすべきです。

即決枠ができない多くの理由は、トップがM&Aにコミットしていない、あるいは本当はよくわかっていない、ということが多いです。当然、経営トップのM&Aに関する学習も当然重要になってくるでしょう。日本M&Aアドバイザー協会のM&Aアドバイザー養成講座(https://www.jma-a.org/adviser/jma-k)はそうした経営者の方々に受講いただくケースも多々あります。

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