経営者のための実践ファイナンス

ファイナンスの役割(ファイナンス講座1)

 こんにちは。きょうは、経営者のための実践ファイナンスのファイナンス編ということでお話をさせていただきたいと思います。まず初めに、このファイナンス編のイントロダクションということで、全体像についてお話ししておきたいと思います。

 まず経営者にとって、ファイナンスを学ぶ、何のためにファイナンスを使うのかというところを抑えていきたいと思うのです。先に進めてしまいますと、ファイナンスの役割というのは、投資の決定、この投資をするべきかしないほうがいいのかということを決めるため、意思決定をするために使うとか、あと、その投資をするために、どこからお金を持ってくるのかという資金の調達のフェーズですとか、あとは、資金調達をしたお金を使いました、稼ぎました、どうやって配当していくべきかというところを考えるときに、ファイナンスの考え方というものを使います。

 その基本的なところというのは、企業価値の最大化なのです。少しでも安く有利な条件で資金調達をして、それを少しでも有利な投資に回して、最終的にはオーナーである株主に還元していくという中で、企業価値の最大化というのを目的にしています。まずファイナンスの学習過程においては、どうやって企業価値を算定していくのかというところに重点を置いてお話をしていきます。

 このファイナンス入門講座の目的ですけれども、ファイナンスの勉強を一般的な教科書とか一般的なコースでやろうと思うと、計算問題になってしまうのですね。問題が既に用意されていて、その問題を解いて、答え合わせをして終わりという形になってしまうのですけれども、実際はその前提条件をどうやって設定するのかとか、その情報をどこから持ってくるのか、というところが大事ではありますので、計算問題だけに終わらないようにしていきたいと思っています。

 では、どんなことをこの入門コースでお話ししようと思っているかというと、具体的には、投資のスキームの方法、スキームの種類とか、投資意思決定の判断の手法について、お話をしていきたいと思います。ですから、このコースの中で細かい計算問題を何回もやっていただこうというつもりはありません。

 では、具体的にはどうやってということなのですけれども、まずスキームの把握ということで、代表的なスキームですね。これは企業結合、M&Aのところに少し寄ってしまう部分があるのですけれども、どんなスキームで会社同士でも合併とか買収とか資本提携とかがされるのかなというところをお話ししていきます。

 二つ目が、投資判断手法です。DCF法という方法が、ファイナンスのテキストなどではメーンで解説されているはずなのですけれども、では、そのDCF法の方法の考え方、計算のやり方ではなくて、どうやって考えていくべきなのかという基本的な考え方、またその他の方法についても触れていきたいなと思います。手法の基本をしっかりと押さえていただきたいなと思っています。

 三つ目に、結果、スキームを学びました、企業評価の方法を学びました、それをもってどうやって、どの根拠をもって意思決定をするのかということです。こういう理由なので、この投資はしていきましょうとか、やめていきましょうとか、そういった根拠をもって、意思決定ができるようなところを、この講座のゴールにしていければと思っています。

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