三越伊勢丹がクイーンズ伊勢丹を売却すると報道されています。売却先は、三菱系の丸の内キャピタルというファンドです。同社は、成城石井を買収し、転売した実績があるということで、業績回復のために、実績のある同社を売却先に選択したということです。

対象会社であるクイーンズ伊勢丹は2016年3月期に債務超過、2017年3月期売上高497億円、営業損益11億円の赤字ということです。

そもそもこの会社は三越と伊勢丹の統合によって、複数の企業が合併してできた会社ということです。三越伊勢丹は自社で業績回復を目指すとなると、時間がかかる。ここは外部の力を借りたい、ということでしょうから、おそらくしがらみのない第三者にリストラを委託する可能性が高いのではないでしょうか。もちろん、三菱系の丸の内キャピタルがいい加減なことをするはずはなく、再就職支援などのケアもきっちりやりつつ、ということになると思いますが、人員整理、取引先の整理などに取り組み、短期間での業績回復を目指す可能性が高いのではないのでしょうか。

三越伊勢丹：「クイーンズ伊勢丹」売却は来年３月末 – 毎日新聞 https://t.co/aouENPxIQ1

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2017年10月23日

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