中国企業、海外Ｍ＆Ａに急ブレーキがかかっていると報道されています。

爆買いをしてきた中国企業に中国政府がストップをかけたものと記事にはありますが、人民元を円転を含めた外貨へ変えたい中国人投資家が、企業買収であれば、実行に移しやすいため、これまで多少の採算性の悪さには目をつぶり、人民元を保有しているリスクとの兼ね合いで比較的高値とみられる買収が続いていました。

これに中国政府がストップをかけたのであれば、今後、中国富裕層の資金が外貨へ変えられなくなり、人民元がさらにダブつくでしょう。その結果、中国国内でインフレが加速する可能性があります。

また、中国人投資家が爆買いをしていて価格をつりあげていた不動産、株式などの価値が下落する可能性があります。中国人投資家は世界中で爆買いをしていましたから、その影響はかなり広い地域で起きる可能性があります。

まずは中国国内のインフレが心配です。国民生活に不安が広がると政情不安が高まります。
国内の問題をすりかえるために、仮想敵国を近隣に作り、不満の目を海外にそむけてきたとされる中国政府にとっては、大きな課題を抱え込んだといってよいでしょう。

中国企業、海外Ｍ＆Ａに急ブレーキ　復星や万達　　：日本経済新聞 https://t.co/J2hmuJpnCK

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2017年3月30日

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