GEのイメルト氏が保護主義はアメリカの競争力をなくすことになる。こんな状況がダメだ、と痛烈に批判していると報道されています。

要するにトランプ批判です。言っていることは極めて普通で、自由競争を阻害することは結果として、アメリカのためにならない。自由競争の中で、アメリカが勝ち残ってきたのが現実で、アメリカの企業が強すぎて、周りが困っているという状態とトランプが理解していないことを追及しているのでしょう。

時価総額ランキング上位は（http://www.180.co.jp/world_etf_adr/adr/ranking.htm）はアメリカ企業だらけなのです。

これは日本でいえば、トヨタや日立の社長が、政府の政策を正面から批判することとほぼ同じです。

日本とアメリカの状況は違いますから、今、トヨタや日立の社長が、日本政府を批判する必要は必ずしもありませんが、いざそうなったときに、イメルトと同じようなことができるのか、やや不安な部分があります。

ビジネスパーソンが政治がらみの発言をしても叩かれるだけで、面倒だ、自分たちが発言しても何も変わらないので、余計なことはできるだけ発言をやめておこう、ともし考えているのであれば心配になってしまいます。

ＧＥのイメルト氏、保護主義に懸念　「悪法」撤廃には期待　（写真＝ＡＰ）　：日本経済新聞 https://t.co/iGJdy3nUSz

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2017年2月27日

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