ケンコーマヨネーズが増産にかかるコストにあてるため、増資を実施すると報道されています。現在は株価もたかいですし、よいタイミングでの決断だと思います。

上場企業の最大のメリットは直接金融で資金を調達できることです。

それは新規上場時にかかわらず、資金が必要なときには市場に、新規調達のオファーをし、資金を獲得します。もちろん、それに応えるような業績を残していかなければ、株価はつかず、そもそも増資に応じてくれる投資家も集まりませんので、上場企業は資金調達のためにも業績をあげ、株価をあげる必要があるわけです。

一方で、現在は借り入れの利率が低いこともあり、負債で資金調達をするケースも多いですが、これはバランスの問題でしょう。

このサイトでは、親子上場についての問題点について何度か述べていますが、資金が必要な場合には、上場会社である親会社が増資で資金調達をすれば済むと考えているのが、その要因です。

新規上場のときだけ、必ずといってよいほど株価が一時的に高騰し、すぐに落ちたりするなど、普通に考えれば特定の誰かが毎回稼いでいるのではないか、と思われるようなこと、お約束の自作自演のインサイダー情報漏洩、親子上場などアンフェアな仕組みがなくなり、フェアな市場ができることを願っています。

ケンコーマヨ、最大70億円調達　６年ぶり公募増資　　：日本経済新聞 https://t.co/wK3LfNIeeB

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2017年1月10日

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