中国資本が元安を心配して、クロスボーダーのM&Aを進めています。
実際に私達のところにも、中国資本からの買い要望が、日々届いています。

問題点はいくつかあります。

１つは日本人の中国人に対する偏見です。特にシニア層に多いのですが、無条件に中国が嫌いという方です。

その他にも規制の違いなどもありますが、大きな違いはM&Aの仲介を認めるかどうかでしょう。
日本の中堅企業のM&Aサービスを手がける上場各社は、売り手のアドバイザーも買い手のアドバイザーも同じ会社が担当する、いわゆる仲介方式をとっています。

中国人、実際には中国人だけでなく、日本人以外の外国人は仲介方式はとんでもない、NGというでしょう。

現実的にM&Aの実績の非常に少ない日本では、アドバイザーの絶対数も少なく、仲介でないとまとまるものもまとまらない、という実状はありますが、利益相反の状態をいつまでも放置しておくのも問題です。

中国の問題がきっかけにはなりますが、仲介にてM&Aの業務を続けることには大きな問題もあります。少しづつ、この問題についても触れていきたいと思います。

中国 資金流出16年35兆円超　過去最大、元先安観でＭ＆Ａ急増　　：日本経済新聞 https://t.co/iuibjo85Dp

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2017年1月7日

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