ラインが上場承認、売上1,200億円で80億円の赤字
このブログでリーク記事が連発されていることは、これまでも取り上げてきましたが、ラインの上場が2016年6月10日に承認されました。東証の新規上場会社情報にいよいよ登録されました。
業績ですが、いわゆる一の部に詳細が記載されています。売上1,200億円に対し、最終利益がマイナス80億円の赤字、税前は120億円の赤字です。
資金的には問題ありませんし、上場して資金調達もしますから、当面、財務的な失敗はないでしょう。問題はこれからどうやって業績を伸ばすかです。GREEが上場した時にはそこで集めた資金を広告宣伝に投入し、一気に知名度と売上、利益をあげていきました。
ラインは、すでにマーケティング費用を年間約180億円使っています。地名度をあげるための活動は相当お金をかけてやっています。 twitterも相変わらず利益体質にならずに苦しんでいるところを見ると、上場後、どうやって利益体質にもっていくのか、相当厳しい、重要な局面になります。
上場前のサービス業で、1,200億円売上があって100億円単位の赤字を出す、というのはなかなかです。アマゾンも利益を出す余裕があれば、投資に使っていましたから、これがスタンダードなのかもしれませんが、今後、ラインの業績は継続的に追っていきたいと思います。
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
LINE、7月についに上場–「戦略や体制が整った」とコメント https://t.co/HWryUrMvYe @cnet_japanさんから
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