サウジアラビアが２２５兆円を超えるメガファンドを作り、石油依存体制からの脱却を狙っていると報道されています。サウジは国営の石油企業であるサウジアラムコを上場させる計画がありますが、上場時の売却資金をもとにメガファンドを組成し、投資国になるきっかけとしたいようです。

２２５兆円が仮に５％で回るとすれば、１１．３兆円の歳入になります。最近のサウジアラビアの歳入は、１兆円サウジアラビアリヤル程度のようです。１リヤル＝３０円で計算すると３０兆円程度となります。１１兆円の利回りですと、１／３以上はこの投資でまかなえること計算になります。

サウジに現時点で、これほどの投資をするノウハウも経験もないと思いますが、これだけの資金があれば、敏腕のファンドマネージャーを雇うことは可能でしょう。問題はこれだけの資金を投資できる、成長が継続する企業がどれほどあるのか、という点でしょう。世界全体を見ればまだアフリカもあり、経済成長は当面見込があります。しかし、数十年後、アフリカが十分に経済成長をした後、投資先がどれだけ残るのか、もちろんその時はまた大きな転換をするのでしょうが、これだけの規模になると感じることはいつくかありますね。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

225兆円超えるメガファンド、サウジ脱石油戦略の突破口に－副皇太子 https://t.co/8dBXkHWZ05 @bloombergjapanさんから

2016/04/05 06:32:29

 

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