公益法人「ライフ協会」で預託金が流用され、国の監督が機能しなかったと報道されています。

たしかに国は監督すべきかもしれませんが、まずはやった本人が一番悪いことは改めて確認をしておく必要があります。

不正を見抜くには、まず経営トップをまともな人間にする必要があります。そのうえで、大きなお金を動かしたりする場合に、経営トップの取り巻きだけでなく、第三者をいれること、が必要でしょう。

要するに内部統制の基本を抑える必要があります。公益法人には、長い歴史の中で不正やミスを防ぐ仕組を蓄積してきた企業の内部統制の基本すら導入されていないことがよくあります。営利法人であっても、公益法人であっても人が集まって行動すれば不正やミスが起きうるのは当然です。それを公益法人だから、大丈夫、と考えているとすればそれは全然ダメです。公益法人にも内部統制の基本を導入、経営者はそれを学ぶ必要はあるでしょう。

例えば、金庫のカギを持っている人と、経理で会計処理をしている人が同一人物だと不正が起きる可能性が高いので、避けるべきである理由がピンとこない方は、内部統制に基本の学習が必要です。私達もこういったセミナーなどの開催を検討したいと思います。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

預託金流用：公益法人「ライフ協会」　国の監督機能せず – 毎日新聞 https://t.co/Z2UpJF5vr0

2016/02/22 06:09:36

 

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