シャープの買収候補先が鴻海に傾いているのは、圧倒的に条件のよい鴻海のオファーを断る理由があるのか、という社外取締役の意見が起点となっていると報道されています。

このブログでも触れていますが、これはあまりにも当然のことです。特に、資本を受け入れるということは経営者自身の首もかかわってくるわけですし、会社のことよりも自分自身の待遇を考えがちです。まさに社外役員こそ客観的な意見を述べなければいけない場面でしょう。

経営不振はどの企業にでもありえます。その結果、外部の資本を受け入れるときに経営責任が問われることは当然です。そのときに客観的な判断をできるのが、本当に意味での経営者でしょう。大変に厳しいことですが、だからこそ経営執行と経営監督をする取締役は本来は別の人間がやるべきなのかもしれません。しかし、経営監督する取締役がその会社のビジネスの素人の集まりであってもいけません。現時点では本来の意味での取締役の機能を果たせる人材はおおいに不足しているということでしょう。多くのビジネスパーソンにとってはチャンスが沢山あるとも考えられそうです。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

鴻海7000億円支援に米アップルの影!?　「シャープ買収」最終決戦の行方を探る | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉：日経BPオールジャンルまとめ読みサイト https://t.co/INJIRIrWWF

2016/02/15 06:10:35

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