企業情報を漏洩したとして、横浜地裁で有罪判決が出たと報道されています。このブログでは折にふれてコメントしてきましたが、政府関係者、企業関係者の口が軽すぎます。

マスコミがリークに力を入れていることが原因だと思いますが、情報には形がありませんが、ノウハウや金がかかっているものです。匿名であれば、大丈夫だろう、という考えは、見つからなければ盗難をしてよい、ということと同じ考えです。

M&Aでは情報漏洩は一番避けなければならないことですが、大手企業のM&Aでは事前に情報がダダ漏れしてきます。どれだけ自分ごととして考えられている関係者が少ないのか、不安になります。

これまで自分ごととして、ビジネスや仕事のことを考えられない方は、どうしてそのような考えになるのか、理解できなかったのですが、最近少し分かるようになってきました。自分の資金をリスクをかけてビジネスをしていなければ、またその経験、あるいは将来、それをやるつもりでなければ、自分ごととしてビジネスや仕事のことをとらえることは難しいのでしょう。

しかし、給与をもらって仕事をしている以上、その職責は果たす必要があります。これもプロ意識です。会社との関係ではプロ契約なのです。それができなければ会社は本来、契約を打ち切るべきだと考えてます。現在の雇用者は過去に圧倒的に企業の力が強かった時代を反映し、部分的には被雇用者に有利になっています。これは時代の変遷ととも改善されていくと思いますが、給与をもらって業務をしている皆さんがその仕事を全うする、というシンプルな行動が徹底されれば、情報が今のように漏れまくる、という異常な事態は防げるのはないでしょうか。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

企業秘密漏洩で４人有罪　横浜地裁判決　　：日本経済新聞 https://t.co/p39ACPuLMH

2016/01/31 05:47:03

 

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