大塚家具創業者の大塚勝久氏が、「匠大塚」を４月に営業開始すると報道されています。創業者の大塚勝久氏は、現大塚家具社長の久美子氏との経営権をめぐる争いに敗れました。大塚家具の株主の多くは、大塚家具が変わることを望んでいたのでしょう。

一方で創業者である勝久氏は自分のやりたい、信じるビジネスをやるために、大塚家具の株を売却し、資金を準備して、「匠大塚」をはじめるわけです。オーダーメイドも含めたサービスを提供するようです。大塚家具は上場企業ですから、創業者が私物化することはできません。しかし、自身が１００％資金も出して作った会社ならば、自分の好きなようにできます。会社の金ではなく、自分の金を出してでもやりたかったわけですから、大塚勝久氏の行動は極めて正しいですし、応援をしたい行動です。流石、創業経営者です。回りは、大塚家具という大成功を人生でしたので、晩節を汚すことのないようにおとなしくしては、とアドバイスされた方もいらっしゃるのではないかと思います。しかし、そこでとどまるようでは一代で上場会社を作ることなどできなかったのではないかと思います。「匠大塚」がうまくいくかは分かりません。しかし起業はそういうものではないかと思うのです。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

「匠大塚」４月に営業開始　大塚家具社長の父・勝久氏　　：日本経済新聞 https://t.co/FWRMCHZcDz

2016/01/29 05:59:04

 

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