パナソニックが中小企業の知財を評価し、それを金融機関に提示、金融機関はそれを担保として評価し、融資ができれば、中小企業融資がやりやすくなる、という内容の報道がありました。

評価は７日間程度で、費用は数十万円程度という。７日かかる、ということはおそらくシステムで自動評価するのではなく、人手をかけて評価をすることになるでしょう。それで数十万円の売上で、パナソニックのグループ会社で採算が成り立つのか心配です。

また、知財の評価は将来稼ぐであろうキャッシュ・フローがベースになるはずで、結局はその知財をベースとした事業計画を精査することになるのだと私は理解をしています。それを７日間、数十万円で、パナソニックが出来るのか、あるいはそうではない知財の評価方法があるのか、少し理解できない部分があります。知財の評価を金額ではなく、松・竹・梅、上・中・下のようにすることは可能だと思いますが、それでは担保評価にはほんの参考程度にしか利用できないはずです。

しかし、パナソニックが自信を持って取り組むビジネスですから、目論見通りの成果があがることを期待したいと思います。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

中小企業の資金繰り救世主にパナソニック子会社が名乗り｜inside Enterprise｜ダイヤモンド・オンライン https://t.co/jzf31vX7pF @dol_editorsさんから

2016/01/19 06:29:23

 

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