シーアールイーの会計監査人がトーマツから新日本へ変更されると報道されている。以下リンクには、これまでトーマツが監査意見を出していないと記載されているが、これは間違い。

シーアールイーは今年上場した新規上場会社。今年３月に提出された以下の目論見書にはきちんと監査意見がついている。業績に問題もない。なぜ上場直後の今、そもそも監査人を変更するのか。しかも、上場したのが、今年４月。新日本ではすでに東芝の問題が起きている。どうしてもトーマツから監査人を変えるにはタイミングが悪すぎる。

私が新日本監査法人であれば、こんな時期に信用して監査人を任せてくれるのは心から嬉しいし、それだけ信用されているとみるべきだろう。それにしても時期が悪すぎる。それだけ新日本を信用しているのであれば、上場前から新日本に監査を任せるべきだろうし、いったいなにがあったのだろうか。新日本はこの時期の監査人交代で、相当厳しい眼で監査をするだろうし、金融庁も目を光らせているだろう。うがった見方をしても、妙な会計処理を甘く見過ごすこともまったくありえないタイミングだ。それだけトーマツとの関係がよくなかった可能性はあるだろう。しかし、それでもトーマツを解任する理由にはなっても、新日本を選ぶ理由にはならない。それだけ新日本を信用していると考えるのが妥当だろう。

http://v4.eir-parts.net/Custom/public/parts/3458/ja/parts/pdf/mkr00.pdf

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

シーアールイー、会計監査人のトーマツが退任・後任は新日本監査法人 – http://t.co/iP4tmPw8qV #GoogleAlerts

2015/09/26 20:59:23

 

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