ソフトバンクが買収したスプリントが業界４位に転落したと報道されている。抜いたのはT-モバイルで、ここもソフトバンクが買収して、スプリントとともに３位４位連合を形成しようとした先だ。

結果として、米国内での許認可をとれずこれが成約しなかった。この統合が成功すれば、上位２社のAT&T、ベライゾンに加入者数では肩を並べるレベルに達するだけに誤算であっただろう。

今後も単体での立て直しが厳しいということであれば、ソフトバンクがスプリントを売却するのでは、という報道がされているが、可能性としてはもちろんありうる話だろう。

M&Aは先を見通して、未来の利益を前払いして買うもので、すべてがうまくいくわけではない。
うまくいかなかったときにどうリカバリーするか、幕引きをするのかも重要なアクションとなる。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

ソフトバンク誤算　スプリント、米業界４位に転落　　：日本経済新聞 http://t.co/VpKrSTZh8h

2015/08/05 06:19:03

 

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